2006年 07月 19日
バックステージ |
土曜日、日曜日と小野講堂でイベントがあった。
日曜日のシンポジウムは、とても密度が濃く、
いろいろと考えることの多い集まりになったと思う。
特に関心があるのは、今村昌平は
「共同体の外へ飛び出る個人」について描き続けたということ、
あるいは、ほかに作品や作風が似ている映画監督が思い当たらないこと。
日本の近代の根底に流れるある種の民俗や身体的な思想と通じている
彼の作品は、さまざまに現代的世界を逆照射するパワーを持っている。
実は、小野講堂(2005年4月にこけら落とし)ではじめて35mmフィルムでの上映があったわけですが、調整室に映写機を二台入れました。フィルムの質感の違いをはっきりと実感しました。
かつて大隈講堂には35mmの映写機がありましたが、現在大学には一台もないので、映写機はもちろんレンタルです。
左から岩本先生、安藤先生
もう一つはフォーマットの問題。小野講堂のスクリーンはスタンダード(4:3)なので、今回上映会のためにスクリーンを立てました。
小野講堂の備え付けのスクリーンは、巻き上げ式のもので、風がふくと若干揺れるのが難点(あり得ない!)。今回、スクリーンの違いを深く実感しました。
写真はスクリーンの裏側に置かれたスピーカー。
日曜日のシンポジウムは、とても密度が濃く、
いろいろと考えることの多い集まりになったと思う。
特に関心があるのは、今村昌平は
「共同体の外へ飛び出る個人」について描き続けたということ、
あるいは、ほかに作品や作風が似ている映画監督が思い当たらないこと。
日本の近代の根底に流れるある種の民俗や身体的な思想と通じている
彼の作品は、さまざまに現代的世界を逆照射するパワーを持っている。
実は、小野講堂(2005年4月にこけら落とし)ではじめて35mmフィルムでの上映があったわけですが、調整室に映写機を二台入れました。フィルムの質感の違いをはっきりと実感しました。
かつて大隈講堂には35mmの映写機がありましたが、現在大学には一台もないので、映写機はもちろんレンタルです。
左から岩本先生、安藤先生
もう一つはフォーマットの問題。小野講堂のスクリーンはスタンダード(4:3)なので、今回上映会のためにスクリーンを立てました。
小野講堂の備え付けのスクリーンは、巻き上げ式のもので、風がふくと若干揺れるのが難点(あり得ない!)。今回、スクリーンの違いを深く実感しました。
写真はスクリーンの裏側に置かれたスピーカー。
by waseda_step21
| 2006-07-19 11:11
| ゲスト授業・講演